宿泊業の生産性向上推進事業

     

宿泊業の生産性向上事例集について

宿泊業の生産性向上推進事業は、コンサルティングやワークショップ開催等の取り組みを通じて、業務効率や付加価値向上に繋がる生産性向上のモデル事例を創出することで、宿泊業の生産性向上の推進を目指すものです。
創出されたモデル事例を掲載いたします。
なお、宿泊業の生産性向上事例集3(2019年度版)は冊子のみとなっております。

     

CASE1 マーケティング
CASE2 人時生産性の向上
CASE3 シフト改善、中抜け勤務の解消・見直し
CASE4 業務改善、マニュアル化・マネジメントの徹底
CASE5 人材育成・定着化
CASE6 IT化・機械化・道具化
CASE7 5S・3定、レイアウト改善による効率化
CASE8 水光熱費の削減

是非、貴旅館ホテルの改善活動にご活用ください。

はじめに

2018年2月に官邸で開催された「第3回生産性向上国民運動推進協議会」にて、安倍総理から次のようにスピーチがなされました。
「飲食、宿泊、道路貨物運送、介護、小売の分野では昨年、本協議会を立ち上げて以降、皆様が着々と生産性の向上に取り組んでいただいていることを直接伺うことができた。大変心強く思っている。<中略>今日お集まりいただいている皆様の業界は、国民の皆様の生活に最も密着している分野が多いと思う。そして全国津々浦々にそれぞれの業界の分野は広がっており、皆様方が生産性の向上に成功すれば間違いなく日本全国津々浦々でどんどん成長していく、そういうチャンスを得ることができると思う。」

他方、我が国の訪日外国人旅行者数は、2019年は3,188万人となり、過去最高を記録いたしました。日本の旅館やホテルに宿泊する外国人旅行者が増加している一方で、少子高齢化の進展等により、宿泊業界における人手不足はこれまで以上に厳しくなることが想定されます。改正入管法の施行(2019年4月)により、新たな在留資格である特定技能制度が開始され、新たな外国人材の受入れが始まりましたが、外国人材を受入れるに当たっての前提として、旅館の生産性向上や高付加価値化、これを通じた待遇改善による国内雇用の確保が必要となっています。

       

国土交通省は、2018年を生産性革命「深化の年」、2019年を「貫徹の年」と位置づけ、取り組みの成果の結実を図りつつ、あらゆる分野における生産性向上の取り組みを徹底しています。特に、Society5.0の実現を目指し、新技術やデータを活用した次世代モビリティやスマートシティの推進など、新たな取り組みも進めているところです。宿泊業については、「宿泊産業を革新し、我が国の基幹産業に」という目標を掲げ、観光産業を生産性の高い産業へと変革・変貌させることで、我が国の成長、地方創生への貢献を図ることとしてきました。具体的には、2016年度および2018年度に続き、2019年度においても、観光庁が日本旅館協会と連携し、全国5つの会場で、付加価値の向上に資するワークショップを開催致しました。そして、これらのワークショップに参加いただいた宿泊事業者による生産性向上に向けた「カイゼン」活動の好事例のほか、宿泊業界にとって参考となる生産性向上の先進・優良事例をまとめて事例集を作成致しました。

宿泊業では生産性向上を促進するための様々な取り組みを実施される方がいる一方で、「カイゼン」に取り組みたい、でも具体的に何をしたら良いのか分からない、そのような悩みを抱えられる方は依然として多いのではないでしょうか。本事例集で取り上げている宿泊事業者の方々も、皆様と同じような悩みを抱え、取り組みを進めてきたのです。この事例集が皆様の職場環境改善に向けた取り組みの一助となることを期待します。

2020年3月 観光庁

動画事例集

CASE1

マーケティング強みを活かして、付加価値、売上、客数を向上

CASE2

人時生産性の向上人時生産性を指標として活用し、きめの細かい生産性向上活動を推進

人時生産性とは、時間当たりの付加価値額です。組織で生産性向上を図っていくためには、生産性の継続的なマネジメントが必要になります。生産性向上活動の取り組みにおいて、成果を確実に追及していくために、人時生産性を指標として活用していくことが有効です。人時生産性向上の諸活動を推進した事例をご紹介します。

2018年度 事例

CASE3

シフト改善、中抜け勤務の解消・見直し中抜け勤務を解消して、スタッフが働きやすい環境をつくる

CASE4

業務改善、マニュアル化・マネジメントの徹底業務の棚卸しなどを行い、組織のムダやムラを改善
マニュアルを作成し、お客様に均質なサービスを提供

CASE5

スキルマップのダウンロード
スキルマップエクセル DOWNLOAD

人材育成・定着化動画やスキルマップを活用した人材育成の強化

     

CASE6

IT化・機械化・道具化IT化や機械化を図り、業務の効率化と海外のお客様とのコミュニケーションの向上

    

CASE7

5S・3定、レイアウト改善による効率化継続的に取り組み、仕事の効率を向上

5Sとは、「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」のことです。5S・3定は、継続することが重要です。少しずつでも進めていくことで大きな効果が生まれます。
5S・3定を実践し、仕事の効率を高めた事例をご紹介します。

2016年度 事例

CASE8

水光熱費の削減施設診断を行い、水光熱費を削減

事例検索

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